Twitter 、Mastodon そして Misskey へ渡り歩いて私が思ったこと

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分散SNS Advent Calendar 2018参加記事です。

Mastodon との出会い

私が分散 SNS に触れるきっかけとなったの は、あるエンジニア兼漫画家の「 Mastodonインスタンスを作りました」という内容のツイートでした。

2017 年 4 月、そのツイートをきっかけにアカウントを作成しましたが、当時は転職活動中でほとんど見ている余裕がなく、本格的に使い始めたのは 6 月ごろからでした。

そのインスタンスは IT 従事者がわりかし多く、またそれ以外の方も Mastodon を知っている程度にはインターネッツに触れておりエンジニアに対するリスペクトがあったため私にとって居心地の良い場所でした。

当時 Mastodon を利用していて感じたのは「Twitter と違って、わざわざユーザーを探しに行かなくても、同じインスタンス上のユーザーと会話することができる。空リプが飛び交う様子は昔使ったチャットのようで面白いな。」という印象でした。

しかし時が経つにつれて、ある問題点を感じるようになりました。

私が感じた Mastodon インスタンスの問題点

ご存知の通り Mastodon にはローカルタイムライン ( 以下 LTL ) があります。

Mastodon がチャット的で、チャットを楽しんだことのあるユーザーにとって居心地が良いと感じる要因は LTL にあると考えています。

私のいたインスタンス以外でも中小インスタンスはLTLを主として利用するユーザーが多いという話をよく聞きます。

ですが LTL はその性質上、以下の問題を根本的に孕んでいます。

空リプ運用が基本となり、何に対しての投稿なのか曖昧になる。

これは「同じインスタンス内のユーザーの投稿が全て見れる」という性質による問題です。

同じインスタンス内で同じ時間に画面を見ているなら「@ユーザー名 〜」のようにメンションにすることなく相手にメッセージを届けることができてしまいます。いわゆる空リプというやつです。

空リプ自体はツイッターなんかでもしばしば行われており大した問題ではないのですが、これが「基本運用」になってしまうことはこの後述べる本質的問題に繋がる要因の一つです。

基本運用になっているということは、脳内で暗黙的に「全て自分に対するメンションである可能性がある」としてタイムラインを眺めることになります。これは脳のリソースを消費するという事に加えて、勘違いによる衝突を生みます。また、新規ユーザーなどの慣れてないユーザーにとってはリソース消費量はさらに増えます。

以下に事例を載せてみたいと思います。ここから表面的な問題とその先の本質的な問題をみていきましょう。

なお、この事例は実際に起きたエピソードを元にしたフィクションです。登場人物やインスタンスも架空のものです。

事の発端、表面的な問題

(AさんとBさんがLTLで空リプを飛ばしてやりとりをしている)

A「〜(何らかの提案の問いかけをする)」

C「画像投稿 」(今来た。ABとは関係のない画像)

D「いいねぇ」(今来た。) ←Aが fav をつける

B「微妙じゃない?」

D「は?」

B「あ?つか割り込むなよ」

D「は??」

A「え?待って、なに?どゆこと?」

これ、A〜Dそれぞれの視点で見ていただきたいのですが、空リプ基本で見ているとみんな勘違いするわけです。

そしてこのまま喧嘩に発展するわけですが、その仲裁に入った人が空リプを使うともう目も当てられません。

E「変に突っかかるなよ」

B・D『は?突っかかってんのは D(B) だろ』

そして後にインスタンス全体に渡る大喧嘩へと発展していきました。

まあ、全員が大人ならこんなこと起きないと思うのですが、近年のネットユーザーは平均年齢下がってますし、「精神年齢小学生」みたいなしょうもない大人もいたりしますから…

そして本質的な問題

ここまでは表面的な問題であり、本質ではありません。

結論としては「新規ユーザーが定着しない→衰退する」という問題に結びつきます。

以下、この話の続きです。

その後なんとかこの喧嘩は収まります。でも両者とも満足な和解とはいかないでしょう。

なぜならば、D さんは「因縁をつけられた側」すなわち被害者とも言えるのに和解を求められるわけですから。納得するのは容易ではないでしょう。

悶々とした不満を抱えたままの D さんは、 B さんや E さんを敵だと思うようになり、さらには他の人をも敵と認識するようになります。

敵に囲まれた D さんは次第にそのインスタンスに顔を出さなくなっていきます。

こうして 1 人のユーザーが離れました。

たった 1 人の離脱ならどうだっていいと考える人もいるかもしれませんが、更に続きます。

その後、 F さん、 G さん、 I さんの姿も見なくなりました。

F さんは D さんの友人でした。 D さんと共にインスタンスを離れていったのです。

G さんはそれなりに長いユーザーでしたが、この大喧嘩の中で友人だと思っていたユーザー達の醜態を見て悲しみに暮れ、そして去っていきました。

I さんは最近アカウントを作った新人でした。荒れているインスタンスを見て去っていきました。

そして、インスタンス自体に対する悪い噂が立つようになります。その中にはインスタンス管理者に対する罵詈雑言も含まれていました。 D さんが言いふらしているのか、はたまた他の去ったユーザーが言いふらしているのか、それとも第三者なのか、それは定かではありません。ですがインスタンス管理者はこの事に心を痛めました。

管理者「このインスタンスを閉鎖します。」

1 つのインスタンスが終焉を迎えました。

この事例はかなり極端な例です。ですが、実際に似たような経緯で閉鎖に至ったインスタンスが存在することも事実ですので、身近にありえる話でもあります。

じゃあどうすれば良いのか。

空リプがこれだけ一般化している以上、これも一つの文化なのだと思います。なので「空リプやめろ」とは言いません。

ですがせめて特定の相手とやりとりをするときくらいはメンション機能を使いましょう。

たしかに、わざわざ「@ユーザー名 〜」と書かなければならず、めんどくさいというのはあるかもしれません。ですが、メンションにする事で確実に相手に届けることができます。それに、後から読み返す時にも一連の流れになっていて読みやすいと思います。

空リプしか使っていないという方、ぜひメンションも活用してみてください。

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